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2023年05月08日

【”型”を知る】本質追求と実戦経験の両輪で技術を高める集団が、今後は強くなっていく

前回のブログ記事では、型とは何か?を扱ってきました。型の中にも、武道や書道のようにじっくり道を極めていく型、一方で、戦術のような短期戦でのスピード重視した型もあることが見えてきました。今回の記事では、その視点を、現代の集団における技術の追求・技術の継承に活かせないか?という視点で見ていきたいと思います。

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2023年05月01日

日本の世界観はどのようにして作られたのか④~大和言葉に見る日本人の一体化能力~

突然ですが、みなさんは日本語に同じ「音」なのに意味の違う言葉がたくさんあることを不思議に思ったことはありませんか?

「はな」→花と鼻・「め」→目と芽などがその典型です。

コチラから引用しました

これらの言葉は漢字や外来語が日本に伝わる前、縄文時代や弥生時代からある話し言葉を主体とした言語(大和言葉)なんです。

大和言葉はまだ日本人が文字を使用していなかった縄文・弥生時代から存在し、主に話し言葉で伝わっていたこともあり一つ一つの音そのものに意味を持っています

(現在のひらがな、カタカナは中国から伝わってきた漢字と大和言葉を融合して日本独自に進化してきた文字ということになります)

世界中に数多くの言語が存在していますが、その中で日本の言葉がどのように進化してきたのか。日本人の持つ世界観を明らかにする一つの切り口として、今回はこの大和言葉から追求しようと思います。

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2023年04月29日

“型を知る” 地域や外圧状況による『型』の違いとは?

このシリーズでは、

「技術や文化や世界観の継承」で重要になってくる“型”は一体どうなっているのか?という課題意識から、型とマニュアルの違いなどを比較し、実践を通して物事の「本質」を掴ませようとするものが『型』である、というところまで追求しました。

 

次に、技術・文化・世界観の継承にも、『型』や『マニュアル』に対しての考え方や使われ方が世界各地で差あるのではないか?という疑問が湧いてきました。西洋と東洋ではどう違うのか?東洋のなかでも日本は?中国は?と各地それぞれの外圧状況によって違いがみられそうです。
今回は、この疑問について追求していきたいと思います!

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2023年04月24日

日本の世界観はどのようにして創られたのか③~縄文の「縄」に見る性的結合と生命循環の世界~

縄文時代は、縄文土器の「縄文」から時代の呼び名をとっていますが、なぜ縄を模したものが日本では多用されているのでしょうか。縄文土器からは美しさを感じ、しめ縄には神々しさを感じられますが、こうしてみるとなぜ「縄」なんでしょうか。

「縄文土器百花繚乱~豪華絢爛な縄文時代中期の土器~」@多摩市関戸公民館ギャラリー

画像はコチラからお借りしました。

画像はコチラからお借りしました。

というのも縄自体は世界中に存在しているからです。物を縛ったり、固定したりする目的で、狩猟民族にせよ農耕民族にせよ漁労民族にせよ生活に必要であるとされ、ツタや小麦のわら、稲のわら、ツル、木の皮、葉っぱなど自然のものから作っていました。

つまり日本の縄には物的な意味合いのほかに、特別な意味合いが込められていると推測できます。単なる道具ではない(=何かの象徴)とすれば、「縄」に込められた特別な想いとは?「縄」という切り口で追求することにより、日本独自の世界観を見出せそうだと考えました。

そこで今回は、この「縄」に迫ってみたいと思います。

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2023年04月23日

【古代西アジアの文明史④】現代の新しい「世界観の共有」 : 集団や古い制度を超えて直接つながる関係が、むしろ、個人と「集団や社会」の距離を縮めプラス感覚を醸成している。

前回は、土器の紋様の変化に、「共有された世界観」の変化が表れているのを見てきました。人類は長い間、自分たちは世界の一部であり、自分たちも含めて世界の循環の一部と考えて自然の恵みを糧に生きてきました。

しかし人口が増え、集団同士が接触し同類圧力が高まってくると集団の課題は、それに対応するために人口を増やすこと、農耕など自然に手を付けて生産力を高めることへと傾斜していき、自然との一体化、循環の世界観は少しづつ弱くなっていったと思われます。それで土器も世界観を表したものと言うよりは機能的なものへと変化した。

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2023年04月17日

日本の世界観はどのようにして創られたのか②~「発酵技術」は「森羅万象は循環し、全ては一体」という世界観から磨かれた?~

■発酵を見出した背後にある世界観とは

発酵は微生物の働きによるものですが、縄文人は、この目に見えない世界を、どうやって、またどう捉え、技術へと磨いていったのでしょうか。

こちらから引用しました

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2023年04月16日

日本の世界観はどのようにして創られたのか①~自然を対象に、追求して、一体感を高め、世界観として共有してきた日本人~

これまで中国の世界観」「西アジアの世界観と、自然外圧や同類圧力が全く異なる集団群の世界観を追求してきました。
そして、今回は「日本の世界観」に迫っていきます日本の世界観の出発点とも言える「縄文時代」に形成された世界観とは、どのようなものであったのでしょうか。

 

■自然を対象に、追求して、一体感を高め、世界観として共有してきた日本人

こちらから引用させていただきました

日本は豊かな森林や海・河川があり、また、温暖湿潤な気候で、これまでに追求してきた中国や西アジアのように生きていくための場所が限られてはいません。
なので、世界観の全く異なる集団同士が出会い、再統合に迫られるということは多くなかったと思われ、基本的には、単一の集団内で世界観が塗り重ねられ、連綿と引き継がれていったものと考えられます。

再統合しなくてはならないという同類圧力は中国や西アジアに比べると低いものの、常に山、川、海、草木、動物に囲まれて生きており、また、地震・火山噴火・津波・河川氾濫などの突発的で圧倒的なエネルギーに飲み込まれることもあり、もっぱら自然を対象に、みんなでとことん追求して、一体感を高め、世界観として共有していたのでしょう。

その追求は、現代にまで、残され、引き継がれてきたものから窺い知ることができます。
例えば、、、

・土器・土偶 ・環状列石 ・縄(精霊信仰)
・発酵・保存技術 ・大和言葉
・海洋技術 ・建築技術

などは、縄文時代を表す特徴的な追求です。早速、日本が世界に誇る技術・文化の一つである「発酵」から日本の世界観を捉えてみたいと思います。

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2023年04月08日

【〝型”を知る】『型』と『マニュアル』の違いから

(画像はコチラよりお借りしました。)


「技術・文化・世界観の継承」で必要不可欠になる『型』。

その追求過程で『型』と似たものとして、『マニュアル』という言葉が浮かび上がってきました。

『型』と『マニュアル』。それぞれのもつ特徴を見出すことで、『型』とは何か、迫っていきたいと思います。

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2023年04月06日

【“型”を知る】技術や世界観をどのように継承してゆくか


※画像はこちらこちらこちらこちらからお借りしました。

 

みなさん、2025年問題ってご存じでしょうか。
2025年に約800万人いる団塊の世代が75歳を迎えるにあたり、熟練技術の継承問題が発生すると言われています。

また、一生のうちで3回転職(専門とする職業を変える)のが当たり前と言われる時代に入り、その都度、新たな技術を再習得する必要が出てくるとも言われています。

 

つまり今、あらゆる業界において、技術やそれを支える集団DNAの継承が切実な問題となっているのです!

かくいう当社も例外ではなく、ちょうど創業50周年を迎えることもあって、創業10年間の最も困難な時期に事業基盤を築いてくださったベテランの方々との世代交代が迫っています。

 

そんな問題意識から、改めて始原から古代の人類の観念進化や文明の発達を振り返っていると、「いったいどうやって継承していたんだろう?」「継承において大事なことは何だろう?」と、世代を超えたその継承と進化のすごさが気になってきます。

 

そこで今回のシリーズでは、「技術や文化や世界観の継承」で重要になってくる“型”について、自分たちの体験を古来先人たちの足跡に照らし合わせつつ追求してみたいと思います!

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2023年03月31日

【古代西アジアの文明史④】西アジアにおける農耕牧畜集団の自然観の変遷

画像はコチラからお借りしました

前回(【古代西アジアの文明史③】縄文⇒弥生土器の変遷に見る、農耕の始まりによる世界観の変化)は、日本の土器の変化に照準を当ててその当時の世界観について追求しました。今回は、農耕が世界で初めて始まったとされる西アジアの農耕が始まった頃の世界観について掘り下げていきます。

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