RANKING
にほんブログ村 歴史ブログへ
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
    No Responses.

2021年06月17日

共同体社会の仕組みはどうなる?-2

前回の流れで共同体社会のイメージ像をとらえて頂いた。そのうえで、社会構造として私有から共有を前提とした仕組みが最も重要となることを展開していきたい。

御存じのように現在は全てのものを私有しなければ生きていけない構造にあり、それが個々のつながりを阻む分断を生んでいる。その中で、世界を見渡せば、市場経済の末期において、ベーシックインカムという基礎保障制度を試みる動きがある。慎重に社会実験を行い、導入に向けて動いている。これは私有という概念を基礎保障制度を通じて、共有する概念に転換させる力をもっている。

つまり保障があれば、私有することに執着せずに生活できるので、むしろどのように活動していくかに収束していく。大きくは人との関係をつなぐ活動、すなわち役に立てるかどうか。その目的自体を共有すること、その為の過程を共有しなければ実現できない。もはや個々の閉鎖的な生き方ではなく、組織的、開放的なつながり、活動、意識が主流となっていく。

共同体社会ではそのような活動を根幹とした仕組みになっていくであろうと思われる。古来からの私有を前提とした仕組みからの大転換であることは間違いない。

そういう仕組みの事例としてクラウドファンディングもその一つ。その原理は取引ではなく贈与という概念にある。

 

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List   

2021年06月10日

共同体社会の仕組みはどうなる?

このブログで展開してきたことは、共同体社会への転換がもはや人類にとって生物原理に照らして本来の在り様であり、そうならなければ滅亡に至る危機感からである。私有⇒共有、支配⇒自主管理、閉鎖独占からの離脱といった概念をもとに探り、それを実現するには意識構造の転換が不可欠で右脳の開放により本来の状況の捉え方、思考方法に回復することも述べてきた。

時代は遡るが、そういった実現体として縄文社会がある。今回はそういう社会を垣間見ることで共同体社会の総体=イメージとして右脳的に捉えてほしい。

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List   

2021年06月10日

世界の婚姻制度~イスラム教は夫婦の日常生活まで定めている!?~

世界の婚姻制度の紹介シリーズも、第6弾となりました。
今回は、イスラム教の婚姻事情に迫っていきたいと思います。

イスラム教のイメージは、宗教の戒律が厳しく、女性もほとんど顔をさらさないということから、婚姻事情も厳しいのでしょうか。。。

調べてみて、わかったことは、聖典であるコーランにかなり詳しく婚姻情報が詰まっているということでした!

 

~これまでの記事はこちら~

世界の婚姻制度~スウェーデン人は「結婚しない!?」~

世界の婚姻制度~スイス人は国際結婚が主流!?~

世界の婚姻制度~インド人は見合い婚が8割!~

世界の婚姻制度~インドの結婚式は子づくりのための儀式~

世界の婚姻制度~ロシアは世界1位の離婚国!?~

islam-wedding-10

https://www.f-tsunemi.com/blog/realislam/1072/ より引用

 

■結婚は推奨行為

イスラム教徒にとって結婚は推奨行為。事情が許せば結婚するのが良いとされます。

聖典コーランには「結婚すべき」と明記されています。

『おまえたちのうちの独身者、またおまえたちの男女奴隷のうち善良な者は結婚させよ』(24章32節)

 

■結婚は「契約」

イスラムでは結婚は「契約」関係です。必ず契約書を作成します。

日本のように役所に届け出るだけでは結婚は成立しません。契約書を作成する儀式は「結婚契約式」などと呼ばれ、通常2人の男性の証人が立ち会います。

契約書には、結婚についての色々な条件を書き込みます。男女の年齢、夫の名前と両親の名前、仕事、妻の名前(夫がすでに結婚している場合)などです。

興味深いのは「夫の妻の名前」を記す欄があることです。イスラム教では一夫多妻が認められているからです。

また契約書には、「マフル(マハル=婚資)」の金額も記します。

 

■マフル(マハル mahr)とは?

イスラム教の結婚においては、マフルを払うのが義務です。「マフル」は新郎が新婦に支払う婚資のことで、結婚後は妻の個人財産になります。(イランではマフルのことを「メフリエ」と言います)

日本の結納金と似ていますが、大きな違いがあります。

結納金は男性の家から女性の家に渡されるものですが、マフルは女性本人に渡されるもの。親に支払われるものではありません。

イスラムでは夫婦別財産制なので、マフルは結婚後も妻の個人財産です。生活のために妻がマフルを家に入れることもありますが、後で返す必要があります。

マフルの額に特に決まりはありません。基本的に妻の社会的身分と夫の経済力に見合ったものとされます。女性の家柄が良かったり高学歴だったり美人だったりすれば、額は上がります。

つまりマフルがある意味、「女性の価値」を示す指標だったりもします。

マフルについて「女性がお金でもらわれている」イメージを抱く方もいますが、当の女性たちにしてみれば、「できるだけ高くもらいたい」、「不当に安くする人とは結婚したくない」が本音です。

中東アラブ社会では、マフルは①前払い・②後払いに分かれるのが普通です。つまり「後払い」は、夫を失った後の妻の生活保障での意味があります。

また夫から安易に離婚させないような意味もあります。イスラム法では男性の離婚の権利が女性より大きくなっているからです。そのため「後払い」の方が「前」よりずっと高く設定されるのが普通です。

 

■イスラム教における夫婦関係とは?権利と義務

イスラムにおける結婚では「夫が庇護者、妻は庇護される者」です。夫は妻子を扶養する義務があり、妻は夫に服従する義務があります。

夫婦の権利・義務をまとめると、次のようになります。

・夫の義務=①生活費を負担すること。 ②性行為を行うこと。

 これが満たされなければ、妻から離婚を請求できる。

・妻の義務=①家庭内の運営に責任を持つこと。 ②性行為を行うこと。

 これが満たされなければ、夫から離婚を請求できる。

このように、性交が夫婦の権利であり義務です。

妻が夫との間で性的な喜びを十分に味わえない場合、離婚を要求する正当な理由になります。

 

■夫が生活費を負担すること

結婚したら夫が家計を担う義務があります。

「アッラーはもともと男と(女)の間には優劣をおつけになったのだし、また(生活に必要な)金は男がだすのだから、この点で男のほうが女の上に立つべきもの」(第4章34節)

「男のほうが上」とあるのは、これは肉体的な優劣を指しています。男性の方が体力があるのだから、「男が稼げ」と神が命令しているのです。

男女を区別すること自体を差別を思う人もいるかもしれませんが、イスラムでは性差は否めない事実です。

体格や体力の差から女性は危険に晒されるリスクが高いので、その性差を認めた上で男女平等を目指すのがイスラムの考え方です。だから生物学的な性差において、女性を守る義務があるという思想が出てくるのです。

 

■離婚

イスラム教ではキリスト教と違い、離婚は禁じられておらず、それは「契約の解消」であり、バツイチなど暗いイメージはありません。

離婚した女性もわりとすぐに再婚します。ただ避けるべきであることは変わりなく、コーランでは積極的に和解をすすめています。

離婚の権利は夫の方が強く、夫が「お前を離婚する」と3回宣言すれば離婚が成立します。

2回目までは復縁できますが、3回宣言してしまうと、妻が他の男性と結婚して離婚しない限り、復縁できません。

離婚の際は夫は妻に後払いのマフルを支払う義務があります。

実際には夫婦喧嘩などで怒りにまかせて「離婚だ!」と言ってしまい、冷静になってから後悔する男性はたくさんいるようです。

また離婚の場合、妻が3回の月経を終了するまで扶養や住居を提供する義務があり、彼女を悪く言ったりすることも禁じられています。

 

このように、コーランによって、けっこう具体的に婚姻制度や生活が定められているのが発見でした。またコーランに載っている、婚姻事情をより詳しくみていくと、「性や夫婦生活」についても多く記載されているのも見つけました。(体位は自由、避妊の方法、性交は夫婦の義務、複数の妻にはすべて平等に扱うなど)

 

イスラムという宗教は、性と俗を分けずに、日常の生活についても細かくルールで示されているのです。

 

ルールで単に厳しく縛られている印象が強かったですが、集団の存続のために、ここまで踏み込んだルールを設定し、男女の役割も明確に定めているのは、今の日本のあいまいな男女関係よりもよっぽど合理的なのかもしれないと感じました。

 

 

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List   

2021年06月03日

共同体社会へむけて金融システムをどう乗り越えるか

今回は、共同体社会の在り様に照らして、現代の金融システムをどう乗り越えるか、そこに焦点を当てたい。

現代社会は経済万能のような状況を呈している。すなわち、お金がなければ何もできない、根底的にはお金を稼ぐことが活力という価値に基づいている。そして様々な制度システムも財政も企業会計も貨幣経済の一環で成立している。搾取する側が唱えた「市場拡大が絶対的な価値」であるが故に世界中が貨幣経済圏に取り込まれてしまった。それまでは、共有・贈与でお互いの信頼を前提とした共同体間の交流(経済活動)が、交換・契約という得体のしれない者同士の警戒を前提としたものに転換してしまったともいえる。

一方で、現在の金融システムはいつ破綻してもおかしくない状況にまできている。当然無限に拡大できるはずもなく、はじめから破綻する欠陥をはらんだもので持続不可能なものに過ぎない。そして、すでにお金をはじめとする私権に対する収束力はなくなりつつあり、その原動力自体消滅した残骸となった。これからの時代が共同体社会となる必然は、信頼を母体とする経済活動=生産活動が基本となることである。初めから、効率や、平等といった概念と経済は無関係なのである。

共同体社会にとって、持続可能なシステムは信頼性とともに、実感(本能機能や共認機能)と照らしても整合性があることが不可欠であろうと思う。つまり誰もが納得できるものでありながら、必ずしも世界中で統一されたものである必要はない。

今回も、そのような可能性を示唆する記事を紹介したい。

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List   

2021年06月03日

世界の婚姻制度~ロシアは世界1位の離婚国!?~

世界の婚姻制度シリーズ第5弾。
今回は寒い国「ロシア」の婚姻事情に触れていきます。

まず、見えてきたのは「離婚率世界ナンバーワン!」という事実。
離婚という言葉を聞くと、アメリカがダントツで多いイメージですが、実は2000年以降ずっとロシアが世界トップに君臨しているようです。

その理由に迫っていきます!

~これまでの記事はこちら~

世界の婚姻制度~スウェーデン人は「結婚しない!?」~

世界の婚姻制度~スイス人は国際結婚が主流!?~

世界の婚姻制度~インド人は見合い婚が8割!~

世界の婚姻制度~インドの結婚式は子づくりのための儀式~

リンクより引用

けんか_1454352326

■結婚適齢期、25歳!

私がロシア語を学び始めた頃や、留学先で知り合ったロシア人の方は、約5~6割の方が学生結婚でした。「若いのにもう結婚してるんだ〜」と関心して、、よくよく聞いてみると、なんと学生結婚!

友達の両親も学生の頃出会ったという方が多いし、留学先の学校の先生たちも大抵が学生結婚でした。私の友達自身は、まだ未婚が多かったですが、その当時彼らはまだ二十歳〜23歳程度。結婚適齢期はいつ?という話題になったことがありますが、やはり晩婚化が進む日本の28~30歳とは違い、だいたい25歳程度なのだそうです。

若くして結婚するのが当たり前なので、学生結婚もきっとさほど抵抗がないのでしょうか。留学先で使っていた教科書にも学生結婚(正確に言えば学生妊娠・・汗)がテーマとして挙がっていました。

■ロシア人が早婚な理由

おそらくロシア人の結婚が早いのは、平均寿命が関係しているのではないかな、と思います。ロシア人の平均寿命は男性66歳、女性76歳だそうです。となると、やっぱり早めに結婚しておかないといけないですよね・・

ちなみに寿命が短い理由は「アルコール」や「食生活」だそうです。最近はウォッカを飲んでいるロシア人は少ない(外国人観光客の方が多いかも・・笑)ようですが、野菜不足など、食生活は確かに改善アリかなと思います。

私がホームステイしていたお家の方も、よくバターをたっぷりつけたパンやチョコレートなどを朝食に出してくれていました。美味しいけど、絶対体に悪い・・

■離婚率80%

離婚率が高い国と言えばアメリカを思い浮かべていましたが、ちょっと調べてみたら、2000年以降はロシアが世界1位の座を守り続けているそうです。離婚率なんと80%!実に5組に3組のカップルが離婚をする計算です。

やっぱり学生結婚だったり25歳以下の結婚だったりすると、きちんと計画しないまま勢いで家庭を築くことになるので、だんだんとお互いの気持ちが離れてしまうのかな、と思い色々と調べてみると、それ以外にも離婚の原因はあるようです。男性が仕事が上手くいかずアルコール中毒になる、稼ぎが少なく家計を支えられない、狭い住居に両親と同居しておりストレスがたまる・・・などが挙げられていました。 

ちなみに日本で買ったロシア語テキストにも、学生結婚した後離婚してしまった男性が登場します。やはり一般的なのですね・・。

■シングルマザーが当たり前

上記の事情を踏まえると、ロシアでシングルマザーが多いのは納得ですね。

友人によると、この離婚率80%の背景には、「男女間の社会的格差がなく、女性も男性と同じ賃金の仕事に就ける」「国営の安価な保育園が利用できる」など、離婚後も女性が社会に出やすい制度が比較的整っていたり、シングルマザーに対する社会の偏見がないなど、”女性が安心して離婚できる”環境があるそうです。

離婚率が高いことは喜ばしいことではありませんが、女性の社会進出がしやすかったり、シングルマザーへの偏見が少ないのは先進的だな〜と思います。幸せな家庭を築くことが一番ですが、人それぞれ事情がありますものね・・

 

別の記事には、「伝統的に両親は経済面で子どもたちを支え、時には援助だけでなく、成人した若者たちを完全に扶養することもある」という記録がありました。ちなみに現代の日本では30代以下では、親と別居している夫婦が8割ですので、真逆ですね。

また、もう少し大きい視点でみると、結婚への幻想価値もロシアでは薄れているのではないかと感じました。シングルマザーで、女子がイキイキしているなら、なおさらです。

ただし、集団としてはまだまだ弱い印象も受けます。引き続き、追求を進めながら、新しい可能性の発掘に向かっていきます!

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List   

2021年05月27日

性のエネルギーは肉体を超えて通い合う ~性関係に潜む「所有意識」と「パワーコントロール意識」の超克

互いに魅かれ合った男女が、手つないだりハグするだけで充たされている時、そこに通い合う愛と性のエネルギーは、嘘偽りなく純粋なものに感じられるでしょう。しかし、性器を使った男女関係に入った後からが問題で、そこから相手に対する態度が試されることになります。
一般社団法人「性・愛・命の学び舎」代表理事である夏目祭子氏は、男女の「まぐ合い」は互いの関係を深めていく一方で、愛から遠ざかる働きをする「両刃の剣」の部分も潜んでいると説きます。

以下、同氏の著書『あなたが目覚める愛と性のギフト』から引用します。

実は、性器を使った性行為には、愛とは違った二つのものが付着しています。
それは、「所有意識」と「パワーコントロール意識」。
これらは、何千年も続いてきた男性優位社会の「所有と支配」で組み立てられた歴史の中で、人類の集合意識に染みついてきた心のクセと言えるもの。それが私たちの無意識の部分にも影響を及ばしているから、無視できないのです。

◆性関係につきまとう「所有意識」

「自分は彼に(彼女に)に属している」とか「彼の担当は私!」という意識の中には、理屈を超えた絆への確信や一体感の一方で、「所有意識」という異質なものがつきまといます。
男女同権と言われる現代でも、男性が女性と性関係を持つことを「モノにする」という言い方をすることがあります。そう言われたら「もの扱いしないでよ!」と怒る女性も少なくないだろうけれど、その反面、女の側にも「男に所有されること」を求める意識があるの感じます。
なぜなら、所有されることで「生活が安定する」という約束事が社会にあったから。古代から戦前頃まで、性行為には約束を意味する「契り」という言葉が使われていました。男性の側にも性関係になった女性とは「責任をとって結婚する」という考え方が、バブル以前の1970年代まで生き続けていました。少女マンガにもそういう話がたくさん出てきたものです。

「所有意識」というのは、自分の社会的立場や精神的安定を保障するために、相手を自分のものとして縛りつけておこうとする意図なのです。これは、男女どちらの心にも生まれるもので、これがあるから「割り切ったおつき合いのつもりの性関係」が、しばしば所有欲がらみの修羅場に発展しやすいというわけ。
しかしここには、ただの社会的な約束事では割り切れない、別の要素が重なっています。それは、触れ合いによる快感やオーガズムを通して湧いてくるオキシトシンには、相手に対する愛着の念を脳に刻み込む作用があるということ。だから、性関係に至らなかった相手や、至っても一度か二度の情事で終わらせた相手よりも、何度も交わりを重ねて肌がなじんだ相手との別れのほうが、何か大切な自分の一部を引きはがされるような痛みと欠落感を伴うのです。

交わっても所有し合わない、ただその時「愛おしい」と思えるから一緒にいる、という心で日々向き合えるなら、そのほうが不測の事態を越えて、愛が長続きすると思うのだけれど。ただそれには、男も女も「たとえ一人になっても生きていける」と思える「自立した心」と「経済的な仕組み」の両方が必要なのだと痛感します。

◆相手を自分の思いどおりに操ろうとする「パワーコントロール意識」

もう一つの「パワーコントロール意識」は、所有意識と重なる部分があります。「パワーコントロール」というのは、男女問わず、これまでの人間社会にはつきものの問題で、「相手を自分の思いどおりに操ろとする意図」のこと。
男尊女卑の社会では、男が女を「手ごめにする」、つまり強制的に性関係を持つことで、自分をご主人さまとして服従させるという考え方がまかり通っていました。世界には、今でもこれが続いている地域もあります。性関係が、支配の道具として使われてきたのです。そこには「お前一人では何もできないだろう?」という、女に対する侮りがあったわけです。

たとえそこに恋愛感情があって、そばにいてほしいというのが本音だったとしても、それには「自分の女でいてくれるなら、いい生活を与えてあげよう」といった交換条件がつきものでした。愛と性は「取引き」の道具だったのです。こうして多くの女たちが、愛のない性交や、愛情はあっても尊重を伴わない性交で、「自分のエネルギーを搾取され、奪われた」という心の傷を抱えることになったのです。

だけど実は、傷ついてきたのは女ばかりではありません。生きることにしたたかな女たちは、自分の体が「取引きの道具」として価値があることを逆手にとって、それと引き換えに相手の男性から自分の欲しいものを手に入れることや、目的が果たされたら相手を切り捨てるということもしてきたので、そうされた男たちには、純情を踏みにじられ、侮られ、利用されたという心の傷が残ったのです。

一つ確かに言えるのは、「こうしてくれたら、これをあげる」という取引きの感覚で行われる性行為は、ある程度以上の深みに進むことはできないということ。恋愛にパワーコントロールが絡む時、それは「条件付きの愛」となります。それに対して、性エネルギーは、相手との「取引きの感覚」がない、「無条件の愛」を発している時に、最も自由に通い合い、高らかに飛翔するのです。
今の世界で、そうした「まぐ合い」を謳歌できている人は、いったいどのくらいいるのでしょうか?

きっと、今の日本人の現状は、過去数千年続いてきた愛と性にまつわる価値観が、大きく方向転換する兆しを示しているのです。つまり、セックスレス・カップルの急増は、暴力や恥の意識で歪められた、古いセックスのあり方をリセットするため。そして、おひとり様の急増は、所有欲やコントロール意識で縛り合う古い男女関係をいったんリセットするための現象ではないかと感じます。

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List   

2021年05月27日

共同体社会にむけて右脳をどう開放していくか

前回は、現代の閉鎖独占社会における欠陥が左脳しか作用していないことと、その中身が硬直していることから右脳を開放する理由はそこにあるとし、共同体社会にむけて、本来の人類の意識構造に触れた。

いま、右脳を開放すること、この一点につきる。前回も紹介した、赤子の事例や子供の外遊びなどは右脳が開放された状態であり、その活力には目を見張るものがある。今回は、左脳偏重に陥った現代人の意識からいかに右脳を開放していくか、その方法を探りたい。

重要なのは、言葉=観念のみしか動いていないことからいかに右脳の共認回路やさらに奥にある本能回路とつなげていくか、そしていかに実際に行動するかということのようだ。ノウハウだけ知っていても意味はない。

 

 

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List   

2021年05月21日

共同体社会にむけて人類の意識構造を押さえる

現代はいかに閉鎖独占で抑圧された社会であり、そこからいかに離脱すべきか前回までのシリーズで扱ってきた。貧困という絶対的な生存圧力を解消した今、もはや現実を形成していく力は人々の意識にあるといっても過言ではない。それを阻害しているのは古い固定観念(支配観念)と、古い支配圧力とそれに基づく様々なパンデミックという自作自演の捏造された企みに過ぎない。今回のコロナ禍はまさにそういう状況を呈している。

そういう企みに踊らされて、どうやら人類は、ここまで生き延びてきた真の力を見失っているのではないだろうか?それが閉鎖独占された様々な場で刷り込まれて思考が硬直しているからそうならざるを得ない。であればその硬直を解くことで再生するはずだが。

今回は人類の脳の構造から、再生の可能性を探りたい。

動物は外圧に適応するため、行動を制御する機能として神経機能を統合して脳に進化したが、哺乳類段階まで来ると大脳新皮質が形成され、後天的な学習記憶がその生存の成否を規定することとなった。そして樹上世界で外敵闘争がなく、必然的に同類闘争が主たる外圧となった真猿段階では共感機能をベースに共認機能を最先端機能として獲得するに至る。端的に言えば集団の結束力が生存を左右する。これは相手の意識(期待)と自己の意識(その期待に応えること)が一致し、そのこと自体で充足するという新機能の獲得であった。人類の共同体もこの構造が原点にある。

さらに人類ははじめから樹上という楽園を失って洞窟で隠れ住まざるを得なかったため、同類どころか外敵や自然外圧と対峙する極限状況に陥る。そこで集団内の相手のみならず、世界全体に対して一体化して(そして同化し期待する)という画期的な世界観に至ったようだ。世界との一体化という究極の至福感こそが人類にとっては唯一最大の活力となったことは想像に難くない。これは右脳で行われているらしい。その認識方法を起点として精霊⇒言霊⇒言葉という観念化を左脳で作り上げてきたようである。ここで重要なのは、まともな思考方法はこの右脳と左脳が連携して作動することにある。現代の閉鎖独占社会における欠陥は左脳しか作用していないことと、その中身が硬直していること。右脳を開放する理由はそこにある。

今回は、その右脳の機能やそれを開放することで共同体社会の人類の意識に触れてみたい。

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List   

2021年05月20日

世界の婚姻制度~インドの結婚式は子づくりのための儀式~

世界の婚姻制度シリーズの第4弾。
前回は「インド」の婚姻事情を調べ、「ほぼ見合い婚」という日本では信じられない事実を発見しました。

婚姻制度の可能性が少しずつ見えてきた感じがするので、今回もより詳しくインドの婚姻に迫っていきたいと思います!

~これまでの記事はこちら~
▶世界の婚姻制度~スウェーデン人は「結婚しない!?」~
▶世界の婚姻制度~スイス人は国際結婚が主流!?~
▶世界の婚姻制度~インド人は見合い婚が8割!~

5d47d1cf2600004f000464a5

みんなが「子孫繁栄」にまっしぐら。 インドの結婚式に参列したら「結婚」の意味を考えさせられた。より引用

◆インドの結婚の目的は、ズバリ「子づくり」

今回私が参加させてもらったのは、15年近くお互いに顔見知りという20代の2人の結婚式だった。歩いて5分ほどの家に住んでいるご近所同士で、新婦の姉が新郎と学校の同級生だったらしい。

インドの結婚の目的は、ズバリ「子づくり」。儀式における全てが、若い男女が子どもをもうけるための重要なプロセスとして設計されていることに、私は衝撃を覚えた。

また、インドの結婚式に参列して印象的だったのは、日本が過去のものとしはじめている伝統的な性別役割分業だ。儀式のスタイルも、その準備も、全てに「男の仕事」「女の仕事」というカルチャーが見てとれる。

まず結婚式がとにかく長い。日本ではせいぜいお昼頃から始まって数時間といったところだろうか。しかし、インドの結婚式はとにかく伝統的な儀式が数日にわたって延々と続くのだ。私は、メインの儀式の当日の朝から参加させてもらった。まず、家の庭に大量の水とお花を用意して、家族全員が新郎にお花入りの水を浴びさせるところから始まる。そんな細々とした取り決めが山のようにあり、様々な儀式をこなしていくことになる。

儀式を取り仕切るのは、女性たちだ。新郎の母親や従姉妹がぞろぞろと10人ぐらい出てきて、ワイワイと、そしてテキパキと全ての儀式の準備をこなす。この地域ではいまだに専業主婦が多く、男性が外に働きに出て、女性が家のことを完璧に取り仕切っている。数日間続く儀式の間、男性たちはまるで空気のように振る舞い、何かを手伝うわけでもなく、邪魔になりそうなタイミングを察知してはその場から消えていった。

なんで男性は何もしないのか? と尋ねると「家のことをやるのが私の役割だから。それに彼らにやらせたら大変なことになるわよ」と笑っていた。

やや脱線してしまうが、インドの女性たちは女性同士で極めて強固なコミュニティを形成している。遠い東の国からきた私に対しても、とてもインクルーシブで、一緒に過ごした数日間、いつも私が孤立しないように誰かが一緒にいてくれた。こうやって女性たちが団結して家を守るのだなと、感心してしまう。

日本で結婚式というと、新郎新婦が場を用意して、みんなをもてなすのが一般的ですが、インドでは、二人のために親族総出で場づくりをするようです。

◆「ファーストナイト」をみんなでお膳立て…。

さて、メインの儀式が迫ってきた。

伝統的なアレンジマリッジの風習に則って、二人がやっと顔を合わせるのは、新郎が新婦の親を目の前にして、「彼女を一生養っていく」という誓いをたてた後だ。新郎が誓いをたてると、二人の間を隔てていた布が取り払われ、初めてお互いの顔を知ることになる。今回の新郎新婦のケースのように、もともと知り合いであることもあるが、儀式は伝統に則って遂行される。

なんといったらいいか、まるで下見に行かずに不動産を契約するようなものだなと驚愕させられる。どんなものが出てくるかわからないのに、その人を一生養う誓いを立てるというのはどんな気分なんだろうかと、見ているこちらとしては、悶々と考えさせられてしまう。

何よりも生々しいのが「ファーストナイト」と呼ばれる儀式である。結婚式の翌日に新婦が初めて新郎の家にやってくるのだが、その日の夜が、二人が過ごす初めての夜、通称ファーストナイトだ。

夕方をすぎると、これまた家の中で粛々と儀式が進行される。この儀式が何とも独特だ。既婚の女性たちと新郎新婦の二人の間でココナッツの実を行き来させるのだ。一体どういう儀式なんだろうと思い聞いてみると「子どもを授かることを祈る儀式よ。インドでの結婚の目的は”これ”だから。」と儀式の準備を取り仕切っていた新郎のいとこがニヤニヤしながら教えてくれた。

そのあとさらに、何やらそわそわした空気が漂い、新郎新婦のスキンシップを促すためにあれやこれやのゲームが続く。

天井から吊るしたリンゴを新郎が新婦を抱っこしてとるゲームだったり、新郎の足の上に新婦の足を重ねるゲームだったり・・・ 次第に二人の物理的距離が近くなっていく。

新郎新婦は前日の儀式で初めて顔を合わせているので、ファーストナイトではまだ心理的にも距離がある。初対面の人と一緒に夜を過ごす前に、ふたりが仲良くなるための儀式なのだった。そして、二人は新郎の部屋に消えていった。

時には生々しく感じるほどに徹底して、子どもをもつための合理的選択として機能する彼らの結婚。その始まりの儀式としての結婚式であった。インドでの結婚の目的はとにかく単純明快、子どもをもつことだ。そのために男性が仕事をして、女性たちが家庭を守る。女性側の家族は経済的に支えてくれる適当な男性を探し、男性側の家族は子どもを産み家庭のことを完璧にこなしてくれる女性を探す。お互いのニーズが一致した適当な相手と適当なタイミングで結婚するのだ。それは着実に人口も増えるなと、納得してしまう一連のイベントである。

わたしたち人間も生物として捉えたときに、集団を継続するためには子孫を残すことが何よりも大切です。インドでは、この子孫を残す過程も大切にしているのを感じます。そのための男女の役割もはっきりとしています。

当たり前のような流れですが、実は現代の日本では個人の自由が行き蔓延してしまっているがゆえに、結婚も子育てもすべて個人任せですよね。
なんだか、インドの女性たちの一致団結感が羨ましくなってきました。

次回はより深くインドの結婚事情に迫っていきたいと思います。

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List   

2021年05月14日

閉鎖独占からの離脱~お役所という独占管理システムから自主自立

現代の自由市場社会にあって、国家としての管理システムである行政機関がある。自由を標榜する社会では不整合がいたるところで起こりうるが、国民や企業などからの税の搾取、治安維持、保健衛生、教育、資源エネルギー、防災等多岐にわたり管理圧力が働く。これを国家を頂点とするお役所が独占して実践している。

この圧力はさまざまな法制を伴い年々強まっている。昨今のコロナ騒動然り。しかし、その圧力は歪んだものであり違和感を感じる人も多いのでないだろうか? その背景には、親方日の丸意識の上に、近代思想の中核である平等や権利意識を原則とした閉鎖独占の融通の利かないシステムがある。だれもが納得できる現実に即した施策は決して上から押し付けられたものではないはず。人類として、社会構造として自主性を回復するには母体となる共同体が不可欠となる。

現代は国家に依存せざるをえない社会的な役割をはく奪されてしまった個々の群でしかなく、それを権利意識でごまかしているにすぎないのかもしれない。そして、ますますお役所の管理圧力が強くなっていき、誰しもが疲弊していく自滅構造に陥っている。

だからこそ、社会的な役割を持った共同体の再生が、その殻を破る可能性を持つ。そのような可能性のあるき時を今回も紹介したい。

 にほんブログ村 歴史ブログへ

▽続きを読む▽

List